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昨夕、テレビで堂々と手抜き工事をしている悪質リフォーム業者の特集をやっていました。屋根工事の悪質業者を見分ける方法を教えてください。
悪質業者のやり方は、基本的に同じです。施主を安心させるために、最初は親切ふうに装い、契約を急がせ、いいかげんな工事をして、高額の請求をするものです。無料の屋根診断や耐震診断、近くで工事している、県の指定業者、テレビCMでおなじみ、といった手口で近づき、考えるヒマも与えずにその場で契約をさせてしまうというやり方です。

無料点検や診断では、点検は無料だからと思って見てもらうと、後日頼んでもいない「点検報告書」と請求書を送りつけられるケースもあります。「点検は無料だが報告書は有料で、その了解は得ている。」というデタラメだが、これを完全に排除(訴えて支払い拒否)するのは難しいというのが実情です。

屋根工事の場合は、「瓦がズレている」、「瓦が割れている」、「棟の漆喰が剥がれている」、「地震がきたら瓦が落ちます」などといって不安をあおる手口が殆どですので注意しましょう。「そんなに高い工事はできない」と断ると、「ローンを組めば、1日1杯のコーヒー代だけで大丈夫」などといって、手を代え品を代えて強引に契約を強要してきます。

また、クーリングオフを利用して断ると、「普通の商品と違って工事の契約は、クーリングオフがきかない。」など、平気でウソを言って応じようとしません。信頼できる工事業者は、こうした訪問販売方法をあまりとりませんし、相手を信頼させようと、あれこれ手口を使うようなことも契約を急ぐこともありません。

悪質業者を見分ける方法もさることながら、ここでは信頼できる業者を選ぶポイントを挙げておきましょう。
  • 地元で長く営業していて、近所で聞くと名前をよく知っている。
  • 近所で工事をして実績があり、その施主の評判がいい。
  • 国家資格を持つ技能士などがいる。
  • 地域のことをよく知っており、施工事例が多い。
いずれにしても、地域の信頼を得ている古くからの工事業者ならまず安心です。

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