和瓦・洋瓦など屋根瓦(防災瓦・軽量瓦)。地震・台風に強い三州瓦の紹介。 |
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「美しい国・日本」の屋根に三州瓦 全国的な知名度があり、地域の産業として根付いていることを証明する「地域ブランド」は、日本で40数種ある瓦の中から、唯一「三州瓦」を選びました。「三州瓦」は、日本の美しい風景を彩る代表的な屋根のブランドとして認定されたと言っていいでしょう。 |
1.優れた美観性、耐久性・「三州瓦」 三州瓦の美しさの秘密は、陶器と同じ、製造時の仕上げの段階で使われる釉薬によるものです。釉薬を塗られた瓦は、1130℃の高温で焼きしめられ、ガラス質の様々な美しい色に仕上がります。 一方、いぶし瓦は焼成の最終工程で “いぶし”と呼ばれる燻化(くんか)を行い、銀色の炭素膜を形成させ、渋い銀色の光沢と清楚な美しさが住まいの風格を高めます。和風住宅に欠かせない、いぶし瓦は、日本の原風景ともいうべき甍の波の美しい景観をつくっています。 三州瓦は、耐久性に優れ、凍結によるヒビ割れやはく離などとも無縁の美しい肌を長期間保つことができます。 |
2.地震・台風に強い・「三州瓦」 大地震の後など、崩壊した民家をテレビが大写しで繰り返し報道することがよくあります。地震に弱い瓦屋根という誤ったイメージがつくられたのも、こうした偏ったテレビ報道の力が大きいようです。 三州瓦は、このように誤った解釈を改めていただくため、災害にも強い瓦の施工方法「瓦屋根標準設計・施工ガイド」を推奨しております。「ガイドライン」に基づいた施工による瓦屋根の震動実験も行い、阪神・淡路大震災クラスの地震にも耐えることが証明されています。また、瓦自体に防災機能を備えた防災瓦の開発など安全性の向上にも努めています。 |
3.日本の風土から生まれた・「三州瓦」 春夏秋冬、四つの季節がハッキリと見られる日本の自然の美しさは、世界でも稀に見る多様な文化を育んできました。 三州瓦は、地域によって様々に異なる風土に合わせ、それぞれの暮らしを守るために技術革新を重ねてきた歴史を持っています。日本の数百年の厳しいチェックを受けてきた地域ブランド、それが三州瓦です。 |
4.全国の瓦の半数以上は・「三州瓦」 全国にはいま、50近い瓦の生産地があると言われています。その中で、全国出荷枚数の58%(約5億枚)は、三州瓦が占めています。 三州で採れる良質の天然堆積層粘土が、三州瓦の高品質の源と言っていいでしょう。品質が良ければ、100年以上持つのは当たり前と言われる三州瓦の人気の秘密です。 |
地域ブランドとは 地域ブランドとは、地域名と商品名が結びついた商品に商標権を与え、地域の活性化等に役立てようという、新しい制度です。これまでは、地域名と商品名を一体化して登録しようとしても、特許庁の許可は下りなかったのです。 今回、商標法の改正により、2006年4月1日から、「地域ブランド」の登録受付が始まり、10月26日までに、605件もの登録申請があったということです。このうち、第1回の「地域ブランド」として認定されたのは52件、三州瓦は、屋根材として唯一認められました。実に12倍もの厳しい難関と言えましょう。 地域ブランドとして認められるのは、申請した団体が地域の特産品として、どれだけ全国的な知名度向上に努力したかにあると言われていますが、同時に「信頼できる品質」であることも、必要条件になっています。瓦製品として、最高級の品質を保ち、しかも全国的に知名度が高い瓦が、三州瓦なのです。 |
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