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三州瓦は、焼成方法によりいぶし瓦、釉薬瓦(陶器瓦)、無釉薬瓦、塩焼瓦に分類されます。(三州瓦の分類[■HP])
いぶし瓦は焼成の最終段階で瓦をいぶし、表面に炭素の皮膜を付着させたもの。釉薬瓦は釉薬をかけて焼成、無釉薬瓦は釉薬を使わずに焼成する瓦で、塩焼瓦は塩を投入して表面を赤褐色に焼き上げるものです。
また屋根の形式により、日本瓦と洋瓦とに分けられます。日本瓦には本葺瓦と桟瓦とがあり、一般の住宅には主に桟瓦が使用されます。さらに形状により本葺き、J形、F形、S形、スパニッシュ形に分けられます。本葺きは平瓦と丸瓦がセットになった伝統的な形で、寺院などに用いられています。 J形は本葺きの平瓦と丸瓦を一体化したデザイン。F形は明治に輸入されたフレンチ瓦がそのルーツとされ、デザインが板状になっています。Fはフラットを意味します。S形は明治以降に輸入されたスパニッシュ形を三州で発展させたもので、上丸瓦と下丸瓦により葺き上げるスパニッシュ形の上下一対の瓦を一体成型したものです。
和風・洋風住宅どちらにも合う三州瓦は各種類ともカラーも豊富です。また、軒先など特殊な部分を葺く軒瓦や隅瓦などの役瓦も含めると、三州瓦は1000種類以上も揃っています。三州瓦はメー カーにより手がけている製品が異なるため、全種類を一度にお見せすることはできませんが、当組合と各メーカーのホームページでは、たくさんのサンプルを見ることができます。 または一般社団法人全日本瓦工事業連盟(全瓦連)[■HP]に加盟している工事店へお越し頂いて在庫品をご覧頂くこともできます。また、カタログを取り寄せることもできますので、どうぞ遠慮なくお申し込みください。
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