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瓦屋根は、メンテナンスフリーで30年以上持つといわれるほど耐久性にすぐれた屋根材です。化粧スレートや金属屋根につきものの退色がなく、断熱性もはるかに上回り、今後のランニングコスト低減が図れます。
ご心配されているのは、瓦の重量のことだと思われますが、その前に耐震診断が必要です。その上で瓦屋根が可能か否かを専門家に判断していただくことになります。耐震診断については、一般社団法人日本建築防災協会の公式サイト[■HP]に、耐震対策について自治体や建築技術者への相談窓口や、都道府県の耐震改修促進計画・支援制度など詳しく掲載されています。または、住宅を建てられた工務店に建築図面があれば、工務店にご相談されるのもいいでしょう。
また、瓦屋根の場合、地震の時に心配するのは、瓦のズレや脱落、棟瓦の損壊等ですが、台風や強風時にも飛ばない瓦屋根、阪神大震災クラスの大きな揺れにも決して落ちることのない強い瓦屋根という厳しい基準「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」(ガイドライン工法)が確立されています。「災害に強い家づくり」を行うもので、台風や地震の時でも安心してお過ごしいただけます。
景観的には、当サイトの「施工例集」[■HP]には、和風から洋風まで様々なデザインの施工例写真が数多く掲載されていますので参考にして下さい。また、当組合が加盟している全国陶器瓦組合連合会では、数年に一度、瓦を屋根材としたすぐれた建築コンクール「甍賞」[■HP]を実施しています。この受賞作品には、これまでの瓦屋根の常識にとらわれない実験的でモダンな作品や、伝統的でありながら新しい時代を感じさせるセンスあふれる作品がいっぱいあります。これらを工務店の方と一緒にじっくり見ながらイメージを固めてください。
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